独自独尊読書日記

「あらすじ」は読んで自分が、こうだろうと思ったものを書いています。 他のサイトからの引用はなるべくしないようにしています。 主観を大切にした、独自、独尊のブログにしたいと思います。

今日読んだ本
「彼女がその名を知らない鳥たち」沼田まほかる。










タイトル買いした本。
まほかると言えばイヤミス、らしいけど
これは純愛の話だった。
ミステリー要素は少ないと思う。

最初は嫌悪していた主人公の恋人も
ラストにはなんて深い優しいキュートな人なんだろう、と愛おしくなった。

これはお気に入りの一冊になった。

まほかるの他の本も読んでみよう。

「罪の余白」芹沢央

前に「悪いものが、来ませんように」を読んで
芹沢央という作家に興味を持った。
本が面白かったという純粋な理由で。

「悪いものが、来ませんように」はタイトル買いした本。
勝手に「悪いもの」イコール「霊」と誤解して
ホラーだと思っていたら全然違っていた。
なんの先入観もなかったのがかえって良かったのかもしれない、
とにかく他の作品も読んでみようと思って今回選んだのが「罪の余白」

分類すると何になるのだろう、サスペンスかもしれないけど
それだけにカテゴライズするのは惜しい。
というか、すこし違うんじゃないか。
人・個性・生き方というものが深く書かれていた文学。
面白かった、本当に。


しかしこういう感想を書くだけでも自分の文章力というか
語彙力がないことを痛感する。そして
世間の評価と自分がおもしろいかどうかはまったく関係ないということも。
自分が面白いと思った本が酷評され、レビューの星が少ないことはよくある。
自分が面白いと思った本が絶賛され、レビューの星がほぼ満点なこともある。


ちょっと読んでみようかなというきっかけになるブログになればいい。



罪の余白 (角川文庫)
芦沢 央
KADOKAWA/角川書店
2015-04-25



今日読んだ本「欠落 同期」今野敏




以前読んだ「同期」が面白かったのでシリーズ二作目を読んでみた。

面白い。

今野敏といえば警察もの。
同期シリーズ(といってもまだ二作しか読んでない)は公安がからんでいるので
秘密めいていてなおさら面白い。

私はこのシリーズに関してはリアル感はあまり求めてない。
私は警察官でも何でもないので、公安に関してはなにひとつわからないし、
わからないだけに都市伝説的な要素がたくさんあってもおもしろく読める。
それより恋愛が絡んでいないのがよい。
刑事ものでも、なぜか女性刑事が出てくると恋愛を絡めたりするものが多い。
同期シリーズは少し匂わせる程度でとどめてくれて助かる。
そして男性作者が描く女性警察官の恋愛はまったくリアリティがない。
リアル感を求めていないと前述したけれどここは興ざめポイントなので
入れてほしくない。
仕事以外で食事にいくシーンとか出て、なんとなく恋愛感情をほのめかし始めると
あーあ。となる。
どうぞこのまま恋愛に走りませんように。

シリーズ第三弾は完結編になるようで
まだ文庫化されていないので読んでいない。
今のところ文庫化待ち。







変幻
今野 敏
講談社
2017-06-21







講談社
2012-07-13










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