独自独尊読書日記

「あらすじ」は読んで自分が、こうだろうと思ったものを書いています。 他のサイトからの引用はなるべくしないようにしています。 主観を大切にした、独自、独尊のブログにしたいと思います。

蓬莱 新装版 (講談社文庫)
今野 敏
講談社
2016-08-11




かなり壮大な物語になると思ってたのでガッカリした本。


あらすじ
ゲームソフトの発売をやめろ。
社長渡瀬のもとに突然現れた極道の二人組。
なぜ、たかだかゲームソフトの発売にこんな脅しがかかるのか。
ゲームソフトの名前は「蓬莱」
シミュレーションゲームで歴史を重ねて自分の国を栄えさせる。
極道のバックに見えてきたのは大物の政治家。
「蓬莱」は国に影響をあたえるようなゲームなのか。




こんな感じです。

これだけ読むとめちゃくちゃ面白そう。
どんどん読み進めました。
歴史が苦手な私ですが、頑張ってついていく。
難しい名前が出まくってるけど、そこはちょっと流し読み。
でも物語に支障はない。あくまで背景の説明。

でも「え?」
こんなことが国に問題出てくる?
というよりそこまでの影響力ある?
「問題は関係がバレたとき」ということだけど
都市伝説程度にしかならないと思う。
最後の最後あたりにもっともらしい仕掛けが隠されている、ことになっているけど
なんか興ざめしてしまった。

いまいちでした。



















ようやく三巻そろった!
待ってました!と一気読み。


うーん。上巻、中巻まではほんとに面白い。
下巻でどうしたのか失速。


下巻の発売まで時間が開いたのと関係あるのかな?


なんとも・・・
フィクションと書いたならちゃんと終わってほしかった。

現在進行形の終わり方?
どうも腑に落ちないラストでした。







サイコパスの話。
シリアルキラーに冤罪を晴らしてほしいいと頼まれた青年が主人公となる。



オチはメディア化した方がおもしろくなりそう。
途中まで読み進める手が止まらない展開でよかった。
読ませる作品。


死刑にいたる病というタイトルも最後の方で
「なるほど」と思える。

静かに終わるけれど心に残る。
なんとも不思議な余韻があって
それがまた本の内容のサイコパスにやられたなぁって感じ。











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